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敏感肌・乾燥肌の
スキンケアで大切なこと

敏感肌・乾燥肌の方が知っておきたい、敏感肌の原因やスキンケアの基本、
スキンケア化粧品の選び方、スキンケア方法などについて詳しくご紹介します。

エイジングサイン:乾燥小じわ、ハリ不足、弾力感の低下

敏感肌とは

普段はなんでもないのに季節の変わり目やストレス、生活環境やライフスタイルの変化などでお肌がカサカサと乾燥して肌荒れ(肌あれ)する、かゆみや赤みがでてしまう。お肌の調子がよくなったり悪くなったりと揺らぎ、刺激に対して敏感になってしまう。そのようなお肌は敏感肌かもしれません。
お肌に合う化粧品がなかなか見つからなかったり、使っていた化粧品も突然合わなくなったりとスキンケアにも悩みの多い敏感肌。

お肌がチクチク、肌荒れ、カサカサし、お肌に合う化粧品がなかなか見つからなかったり、使っていた化粧品も突然合わなくなったりとスキンケアにも悩みの多い敏感肌の女性をイメージしたイメージイラスト

よく「敏感肌」と言われますが、実は皮膚科学には敏感肌の明確な定義はありません。そのため、敏感肌のとらえ方はさまざまです。例えば、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などの皮膚疾患を起こした肌状態を指す場合から、ささいな要因で肌トラブルを起こしやすいといった一時的なお肌の不調を含める場合もあります。また顔に化粧品をつけた後や石けんで洗顔したときに、チクチクしたりヒリヒリ焼けるように感じる、お肌がつっぱる感じがするけれど、目にみえる症状が特に見られない状態も敏感肌と呼ぶことがあります。

いずれの場合も、健康なお肌の状態では何も感じないようなわずかな刺激でも敏感に反応をして、さまざまな肌トラブルを感じる肌状態のことを、「敏感肌」と総称しています。

また敏感肌ではお肌が乾燥しがちです。敏感肌でまず気になるのは顔ですが、腕、足、背中、頭皮など、顔だけでなく全身の各部位も乾燥し、刺激に敏感になることもあります。特に乾燥しがちな冬には、体のあちこちがかゆくなり掻いてしまう、衣服が擦れて赤くなる、フケや頭のかゆみがいつも以上に気になるなどの症状が起こる場合があります。

敏感肌の原因

なぜ敏感肌になってしまうのでしょうか。原因をご説明します。

敏感肌と皮膚のバリア機能

一般的に敏感肌と呼ばれるお肌では、健康なお肌に比べて「皮膚のバリア機能」が低下しています。「皮膚のバリア機能」とは、外部からのさまざまな刺激から体をまもり、お肌から水分が失われることを防ぐ、お肌に備わっている機能のことです。

バリア機能が正常なお肌は十分な水分が保たれ、刺激を受けにくい状態になっていることを示す肌イメージ図と、バリア機能が低下したお肌は、水分が失われやすく、刺激を受けやすい敏感な状態になっていることを示す肌イメージ図

皮膚のバリア機能には角層細胞間で水分を保持するセラミドをはじめとする「細胞間脂質」、角層の中で水分を引き寄せる「NMF(Natural Moisturizing Factor, 天然保湿因子)」、お肌の表面で水分の蒸散を防ぐ「皮脂膜」の3つが重要な役割を果たしており、これらは「皮膚バリアの3因子」と呼ばれます。

皮膚バリアの3因子

皮膚のバリア機能をサポートする3因子@細胞間脂質は水分をはさみ込んで保持する、ANMF(天然保湿因子)は水分をつかまえる、B皮脂は水分を閉じ込めて逃がさない、を表した図

このバリアの3因子が少なくなるとお肌は乾燥し、さまざまな刺激に敏感に反応してかゆみや赤み、かぶれなどの肌トラブルが起こりやすくなるのです。

皮膚のバリア機能が低下する原因

皮膚のバリア機能が低下する原因として、内的要因と外的要因があげられます。

  • 内的要因
    生活環境の変化に伴う心理的疲労・睡眠不足・栄養の偏り・食生活の乱れ・生理・妊娠・更年期障害・ストレス・皮膚の乾燥を引き起こす疾患・遺伝など
  • 外的要因
    紫外線・温度や湿度の変化・汗・ほこり・ハウスダスト・ダニ・花粉・金属・衣服・化粧品などの外用剤・間違ったスキンケア方法など

肌トラブルやお肌の乾燥は、皮膚のバリア機能をさらに低下させるという悪循環も起こします。アレルギー症状によってお肌が敏感になっている場合や皮膚疾患のある方は、皮膚科での治療が必要ですが、生活習慣などが原因の敏感肌の方は、まずは正しいスキンケアや生活習慣をみなおすことでバリア機能を正常化することが大切です。

敏感肌を改善するために、以下のことを心がけましょう。

  1. 1

    正しいスキンケアをおこないましょう

  2. 2

    バランスの良い食事を心がけてさまざまな栄養素を摂るようにしましょう

  3. 3

    充分な睡眠をとるなど規則正しい生活を心がけましょう

  4. 4

    生活環境を清潔に保ちましょう

  5. 5

    症状が悪化したらすぐに皮膚科で診察をうけましょう

お肌が敏感になっているときには、お肌への負担をなるべく軽減した環境を保つことや、皮膚のバリア機能をまもる適切なスキンケアをおこないましょう。

敏感肌・乾燥肌のスキンケアの基本

敏感肌はさまざまな内的要因や外的要因によって、皮膚のバリア機能が低下し、お肌が乾燥し乾燥肌になっています。角層の中に水分をたくわえるセラミドやNMFが少なくなり角層の中の水分が減少することでお肌が乾燥してしまうのです。このような状態になると、少しの刺激にも過敏に反応しやすくなり、お肌の乾燥状態が悪化し、さらに皮膚のバリア機能が低下してより敏感になりやすくなる・・・、という悪循環になります。

皮膚のバリア機能が低下することで乾燥肌になり、少しの刺激にも過敏に反応しやすくなることに悩む女性のイメージイラスト

刺激に過敏になっていると感じるときには、お肌への負担をなるべく減らす環境をととのえることや、皮膚のバリア機能をサポートするスキンケアをしましょう

スキンケアの4つの基本

スキンケアの基本はお肌を清潔にし(洗浄)、うるおいを与え(保湿)、紫外線からまもり(遮光)、美しくよそおう(メイク)ことです。4つの基本をしっかりおこなうことで、皮膚を健康で正常な状態に保つことができます。

スキンケアの基本

  • 1.洗浄(お肌を清潔に保つ。汗や皮脂、ほこりなどお肌についた汚れをきれに洗い流す。

    お肌を
    清潔に保つ

    汗や皮脂、ほこりなどお肌についた汚れをきれいに洗い流す。

  • 2.保湿(乾燥や刺激からお肌をまもる。水分と油分のバランスをととのえ、うるおいのある健康な状態を保つ。

    乾燥や刺激から
    お肌をまもる

    水分と油分のバランスをととのえ、うるおいのある健康な状態を保つ。

  • 3.遮光(紫外線からお肌をまもる。紫外線をしっかりカットし、日やけによるダメージからお肌をまもる。

    紫外線から
    お肌をまもる

    紫外線をしっかりカットし、日やけによるダメージからお肌をまもる。

  • 4.メイク(お肌をまもり美しくよそおう。紫外線や乾燥からお肌をまもる。さまざまな肌悩みをやさしくカバーし、美しく魅力的な印象に導く。

    お肌をまもり
    美しくよそおう

    紫外線や乾燥からお肌をまもる。さまざまな肌悩みをやさしくカバーし、美しく魅力的な印象に導く。

洗浄:クレンジング料(メイク落とし)、洗顔料(石けん)
保湿:化粧水、ジェル、乳液、クリームなど
遮光:日焼け止め(日やけ止め)
メイク:化粧下地、ファンデーション、アイカラー、口紅など

スキンケアは使うものと使い方が大切です

スキンケアによって敏感肌・乾燥肌を改善するためには、皮膚のバリア機能を正常に保つ毎日の適切なスキンケアが大切です。

スキンケアでは何を、どのように使うかが重要です
お肌に合わない化粧品を使ってしまうと、お肌の調子が悪化してしまうこともあります。またせっかくお肌に合った化粧品を選んでも、使う量が少なかったり、こするように使ってしまうと、摩擦によってお肌への刺激になってしまったり、保湿効果が充分に得られなくなったりします。

お肌に合ったスキンケア化粧品(スキンケアアイテム)を選び、お肌にやさしい適切なスキンケア方法で、敏感肌ケアをしましょう

お肌に合ったスキンケア化粧品(スキンケアアイテム)を選び、お肌にやさしい適切なスキンケア方法でケアする敏感肌の女性のイメージイラスト

敏感肌用化粧品の選び方 3つのポイント

敏感肌の方は、洗顔料や化粧水、クリームといったスキンケア化粧品を使ったときにピリピリしたりチクチクしたり、お肌に合わないと感じたことがあるかもしれません。敏感肌では、お肌のバリア機能が低下しているために、外部からの刺激に敏感で肌トラブルを起こしやすくなっています。このような状態でお肌に合っていない化粧品を使用すると、お肌がかゆくなったり、肌荒れ(肌あれ)が悪化したりすることがあります。

ではお肌が敏感になっているときにはどのようなスキンケア化粧品を使ったらよいのでしょうか。敏感肌・乾燥肌の方がスキンケア化粧品の選ぶときに確認しておきたいポイントを3つご紹介します。

敏感肌用化粧品の選び方 3つのポイント
  • お肌へのやさしさを考えた処方
    • 精製度の高い原料
    • 厳選された配合成分
    • 無香料・無着色・低刺激性
  • お肌にやさしい使い心地
  • 敏感肌を考えた商品テスト済み
    • パッチテスト済み
    • アレルギーテスト済み

    ※すべての方に、アレルギーが起こらないわけではありません。

ポイント@ お肌へのやさしさを考えた処方
まずは、敏感肌向けに開発された低刺激性の化粧品を選びましょう。敏感肌用化粧品では配合する原料の種類にもこだわり、お肌への負担が少なく、お肌にとって必要なものが厳選されています。アミノ酸、セラミド3、スクワランは皮膚のバリア機能をサポートする保湿成分としておすすめです。

ポイントA お肌にやさしい使い心地
スキンケアでは毎日気持ちよく使えることも大切です。化粧水だけでもさっぱりタイプ、しっとりタイプ(モイスト)、とろみのあるタイプなど使用感もさまざまです。毎日気持ちよく使えるようにお好みのものを選びましょう。
またつけるときにお肌をこすることのないように、のびがよく、塗布後のべたつきが少ないものがおすすめです。日焼け止め(日やけ止め)やメイクアップ化粧品では石けんで落とせるものなど、落とすときのお肌への負担が少ないものもあります。

ポイントB 敏感肌を考えた商品テスト済み
敏感肌向けの化粧品では開発段階でお肌に刺激がないかを確認しており、さらに敏感肌の方が実際に使用して肌トラブルが起きないかどうかを確認する使用テストがおこなわれていることが多いです。
パッチテスト済み、アレルギーテスト済みなどの表記も参考にしましょう。

この3つのポイントはすべてのスキンケアアイテムを選ぶときに確認しましょう。サンプルやテスター、トライアルセットなどでお肌に合うかどうかを試してから使い始めると安心です。
次に、スキンケアの基本である洗浄・保湿・遮光・メイクのそれぞれのスキンケアアイテムについて敏感肌にとって大切なポイントやお肌にやさしいスキンケア方法を詳しくご紹介します。

敏感肌の洗浄で大切なこと(クレンジング料・洗顔料)

敏感肌・乾燥肌におすすめのクレンジング料や洗顔料のイメージイラスト

「洗浄」は皮膚上の汚れを落とし、皮膚を清潔に保つ大切なスキンケアの一つですが、その一方で、お肌にとって大切なものまで取りのぞいてしまうことがあります。たとえば皮膚のバリア機能を維持するために必要な皮脂や細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)が取りのぞかれると、お肌は乾燥しやすくなります。
敏感肌・乾燥肌のためのクレンジング、洗顔で大切なことをご紹介します。

敏感肌のための洗浄剤で大切なこと

敏感肌や乾燥肌の洗浄のスキンケアでは皮膚のバリア機能をまもって洗うことが大切です。
汚れをきちんと落とすだけでなく、お肌へのやさしさを考えた洗浄成分で、細胞間脂質などの皮膚にとって大切な成分は落とさないような洗浄剤を選ぶことが大切です。さらに泡立ちや洗い流しのしやすさ、洗い上がりの気持ちよさなどの使用感の良さも合わせもった洗浄剤がおすすめです。

敏感肌のための洗浄剤で大切なこと
  • お肌の汚れをきちんと落とすこと
  • お肌へのやさしさを考えた洗浄成分であること
  • 使用感が良いこと(泡立ち、洗い流しのしやすさなど)
  • お肌のうるおい成分(皮膚のバリア機能の3因子)を落としすぎない
  • 正しいスキンケア方法(クレンジング、洗顔)

クレンジング料や洗顔料に含まれる界面活性剤がお肌に刺激を与えると言われることもありますが、敏感肌向けのクレンジング料は配合成分が厳選され、界面活性剤の種類や配合量のバランスを工夫して、適度な洗浄力がありながらお肌に負担がないように開発されています。
クレンジング料や洗顔料などの洗浄剤は、皮膚のバリア機能を低下させずにお肌のうるおいを維持しながら洗うことができる敏感肌向けのものを選びましょう。

(洗浄の基本について、詳しくは「敏感肌・乾燥肌の洗浄(クレンジング、洗顔)の基本」をご覧ください)

顔のスキンケアはもちろんのこと、体を洗うものにも気をつけましょう。シャンプーも適度な洗浄力のものを使用することで頭皮の乾燥を防ぐことができます。
(敏感肌・乾燥肌のヘアケアについて、詳しくは「敏感肌・乾燥肌のシャンプー」をご覧ください)

お肌にやさしいクレンジング・洗顔方法

お肌に合ったクレンジング料や洗顔料を選んだら、正しい使用方法でお肌にやさしいスキンケアをしましょう。間違った使い方はメイクが落ちないばかりか、乾燥や刺激の原因にもなります。
敏感肌の方のためにお肌にやさしいクレンジング、洗顔のポイントについてご紹介します。

  • POINT 1

    使用量をまもりましょう。

    使用量が少ないと、汚れをしっかり落とすことができないだけでなく、お肌への負担にもなります。製品に記載された使用量をまもりましょう。

    クレンジング料(クリームタイプ・ジェルタイプ)と洗顔料(クリームタイプ・泡状タイプ)のボトルと、それぞれの容量の目安を示したイメージイラスト。
クレンジング料(クリームタイプ・ジェルタイプ)の使用量の目安はさくらんぼ粒大、洗顔料(クリームタイプ・液状タイプ)の使用量の目安は、クリームタイプの場合1〜2cmであることを示している
  • POINT 2

    洗顔料はよく泡立てましょう。

    よく泡立てた泡で洗顔することによってお肌にやさしく汚れを落とすことができます。
    泡立てネットを使うと簡単にきめの細かい泡を立てることができます。

    泡立ての足りない洗顔料(悪い例)とよく泡立ててきめの細かい泡がたっている状態(良い例)を示したイメージイラスト。よく泡立てた泡で洗顔することによってお肌にやさしく汚れを落とすことができる。
  • POINT 3

    ぬるま湯でていねいにすすぎましょう。

    あついお湯ですすぐと、お肌をより乾燥させてしまいます。すすぎはぬるま湯でおこないましょう。

    洗面器のぬるま湯(35〜38℃)で顔をすすぐ女性のイメージイラスト。

(クレンジング方法について、詳しくは「敏感肌・乾燥肌のクレンジング料(メイク落とし)」をご覧ください。)
(洗顔方法について、詳しくは「敏感肌・乾燥肌の洗顔料」をご覧ください。)

敏感肌の保湿で大切なこと

敏感肌のための保湿アイテム(化粧水、美容液、乳液、クリーム)のイメージイラスト

「保湿」は乾燥から皮膚をまもるために、水分を与えて維持し、皮膚からの水分蒸散を抑えるスキンケアです。すこやかで美しいお肌は、水分と油分のバランスがととのっていて、なめらかでうるおいがありますが、敏感肌や乾燥肌では皮膚のバリア機能が低下し、水分を保つことができないため、みずみずしいお肌を保てず乾燥しがちです。またさまざまな刺激を受けやすくなっています。

敏感肌・乾燥肌のための保湿で大切なことをご紹介します。

敏感肌のための保湿剤で大切なこと

敏感肌・乾燥肌の方は保湿によって皮膚のバリア機能をサポートすることが大切です。洗顔後は、化粧水(ローション)でしっかりと水分をおぎない、保湿美容液(エッセンス)や乳液、保湿クリームといった役割の異なる保湿剤を重ねて水分の蒸発を防ぎましょう。

バリア機能の3因子としてセラミドやスクワラン、アミノ酸やヒアルロン酸などの成分が配合されている高保湿の保湿剤がおすすめです。バリア機能をおぎなう適切な保湿をおこなうことで乾燥や肌荒れ(肌あれ)を防ぎ、お肌が敏感な状態を改善することができます。

敏感肌のための保湿剤で大切なこと
  • 保湿力が高いこと
  • 皮膚のバリア機能をサポートすること
  • 役割の異なる保湿剤を重ねて使うこと
  • 正しいスキンケア方法

肌あれが気になる方は、医薬部外品(薬用化粧品)の有効成分であるグリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル、アラントインなどが配合された保湿剤を選びましょう。炎症をおさえ、肌あれを予防してくれます。お肌の乾燥が特に気になる方は、ワセリン配合のバームタイプのクリームも取り入れましょう。
背中の保湿にはスプレータイプやミストタイプの化粧水が便利です。
(保湿の基本について、詳しくは「敏感肌・乾燥肌の保湿の基本」をご覧ください)

お肌にやさしい保湿剤(化粧水・美容液・乳液・クリーム)の使い方

化粧水をコットンで拭き取るようにつけたりしていませんか?間違った使い方は充分な保湿効果が得られないばかりか、お肌への刺激にもなります。
敏感肌の方のためにお肌にやさしい保湿方法のポイントについてご紹介します。

  • POINT 1

    保湿剤は洗顔後すぐにつけましょう。

    洗顔後、5分程度でお肌の水分量は減少し洗顔前よりも乾燥します。クレンジング、洗顔をおこなった後はすぐに化粧水をつけましょう。コットンでこすったり、拭き取るような使い方はお肌への刺激になってしまいます。手でやさしくつけましょう。

    洗顔後、顔をタオルで拭いてか、5分以内を目安に、化粧水などの保湿剤をつけて保湿している女性のイメージイラスト。
  • POINT 2

    保湿剤は重ねて使いましょう。

    化粧水だけで保湿していませんか?化粧水のみの保湿でもお肌は一時的にしっとりしますが、敏感肌や乾燥肌などのバリア機能が低下しているお肌では水分がすぐに蒸発してしまうため乾燥しやすくなります。乳液やクリーム、バーム(ワセリン)など複数の保湿化粧品(保湿剤)を重ねることで油分を補うと、お肌のうるおいを保つ皮脂膜の役割をしてくれるため保湿効果が長く続きます。

    保湿剤の重ねづかいによるお肌の違いを示した3つの写真。1つ目は、保湿なしで、乾燥し、肌荒れした状態、2つ目は、化粧水のみで一時的にしっとりするが再び乾燥した状態、3つ目は、化粧水+保湿美容液+乳液+クリームを塗布して、しっとりうるおいのある状態が持続している状態。

敏感肌の遮光で大切なこと

日焼け止めのさまざまなタイプ(剤型)から、クリームタイプ、ローションタイプ、ミルク(乳液)タイプ、スティック(固形)タイプを示したイメージイラスト。

「遮光」は紫外線からお肌をまもるスキンケアです。紫外線は日焼け(日やけ)をおこすだけでなく皮膚のバリア機能を低下させ、肌トラブルを引き起こしたり、お肌を乾燥させます。特に敏感肌の方は紫外線からお肌をまもる皮膚のバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすくなっています。

敏感肌・乾燥肌のための遮光で大切なことをご紹介します。

敏感肌のための日焼け止めで大切なこと

外出の際には日焼け止め(日やけ止め)を塗って紫外線からお肌をまもり、バリア機能の低下を防ぎましょう。 日焼け止めに配合される紫外線を防ぐ成分は、「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」に大別されますが、敏感肌の方は「紫外線散乱剤」のみを使用しているものを選択するとよいでしょう。「紫外線吸収剤不使用」などの記載を参考にしましょう。また遮光効果を示すSPF、PA値が高いと刺激も強いのでは、と思われる方は低刺激性と書かれているものを選択すると良いでしょう。 日焼け止めを落とすときにお肌への負担がないよう、落としやすさまで考えられた洗顔料や石けんで落とせるものがおすすめです。

敏感肌のための日焼け止めで大切なこと
  • 紫外線吸収剤が入っていないもの(紫外線吸収剤不使用)
  • のびがよく塗るときの負担が少ないこと
  • 落としやすいこと(石けんやお湯でも落とせる)
  • 正しく使うこと

(遮光のスキンケアの基本について、詳しくは「敏感肌・乾燥肌の日やけ止め −遮光のスキンケアの基本−」をご覧ください)

お肌にやさしい日焼け止めの使い方

  • POINT 1

    使用量をまもりましょう。

    一般的に日焼け止めの塗布量は規定量より少ないことが多く、表示されているSPF、PAより遮光効果は低下していることがあります。製品に記載されている使用量をきちんと塗りましょう。日やけしやすい部位には重ね塗りをしましょう。

    *SPF・PAを測定するときに定められている塗布量

    日焼け止めのクリームタイプ・ミルクタイプの使用量の目安(顔の場合)はパール粒大2コ分、ローションタイプの使用量の目安は100円硬貨大2コ分を示したイラスト。
  • POINT 2

    使用シーンに合わせて塗りなおしましょう。

    汗をかいたり、運動をしているときは2〜3時間、海やプールで泳いでいるときは30分を目安に、塗りなおしましょう。メイクをしているときはティッシュなどで皮脂や汗をおさえてから遮光効果のあるファンデーションやフェイスパウダーなどで化粧なおしをしましょう。

敏感肌のメイクで大切なこと

ベースメイクアップ化粧品である、化粧下地・パウダーファンデーション(パウダリーファンデーション、パウダーファンデ)・コンシーラー・フェイスパウダー(おしろい)の各アイテムのイラスト

「メイク」はお肌をまもり、美しく魅力的に見せるスキンケアです。
肌トラブルが気になるときは、メイクアップでお肌の悩みをカバーしましょう。メイクには、肌トラブルの原因となる日中の紫外線や花粉、ほこり、乾燥などの刺激から敏感なお肌をまもる効果もあります。

敏感肌・乾燥肌のためのメイクで大切なことをご紹介します。

敏感肌のためのメイクで大切なこと

お肌の悩みに合わせた低刺激性のメイクアップ化粧品を取り入れてみましょう。紫外線吸収剤不使用、タール色素不使用で、のびがよく乾燥感のないお肌への負担が少ないものを選びましょう。肌あれや赤みなどの肌悩みをしっかりカバーできることも大切です。紫外線カット効果の指標となるSPF、PA値も確認しましょう。
メイクオフ時のクレンジングによるお肌への刺激が気になる場合には、洗顔料だけで落とせるメイクアップ化粧品がおすすめです。

敏感肌のためのメイクで大切なこと
  • お肌に負担が少ない成分やつけ心地であること
  • 肌悩みをしっかりカバーすること
  • 自然な仕上がりであること
  • 紫外線や乾燥からお肌をまもること
  • 正しく使うこと

(メイクの基本について、詳しくは「敏感肌・乾燥肌のメイクの基本」をご覧ください)

お肌にやさしいメイク方法(ベースメイク・ポイントメイク)

  • POINT 1

    化粧下地で肌トラブルを上手にカバーしましょう。

    色補正効果や質感補正効果のある化粧下地を活用してお肌の赤みやくすみ、毛穴や凹凸などを自然にカバーしましょう。

    化粧下地の効果(色補正・質感補正)

    化粧下地の効果を示した使用前と使用後の写真。色補正タイプ(イエロー系)の化粧下地は、使用前の赤みの目立つお肌に対し、使用後は赤みが目立たなくなっている、質感補正タイプの化粧下地は、使用前は毛穴や凹凸が目立つお肌に対し使用後は、毛穴や凸凹をカバーしつやのある肌になった状態。
  • POINT 2

    ポイントメイクを活用しましょう。

    アイメイクなどのポイントメイクは視線を目元(目もと)・口元(口もと)に集め、気になる部分から目線をそらせる効果があります。上手に活用しましょう。

    ポイントメイクの使用前と使用後を比較した女性の顔の写真

    仕上がりには個人差があります。

敏感肌の肌悩みに合わせた選び方のポイント

刺激や乾燥も気になるけれど、お肌の悩みはそれだけではない敏感肌や乾燥肌。そのような肌悩みも持つ方のスキンケア化粧品の選び方のポイントをご紹介します。

エイジングサインも気になる30代・40代からの敏感肌

敏感肌では皮膚のバリア機能が低下しているため、日常的に乾燥や紫外線などの刺激を受けることで、しみ・しわ・ハリのなさなど、エイジングにともなう肌悩みがより気になりやすくなります。一方で、敏感肌ではエイジングケア化粧品が刺激になるのでは、と不安に思われている方もいらっしゃり、敏感肌ならではの悩みもあります。

毎日気持ちよく使える低刺激性で、高保湿の敏感肌用エイジングケア化粧品を選びましょう。アミノ酸やスクワラン、ヒアルロン酸などの保湿成分配合でしっとりした感触でとろみのあるテクスチャーのものもあります。しみ・しわなどのエイジングにともなう肌悩みには、美白有効成分 ビタミンC誘導体やハリ・弾力感をサポートする成分 コエンザイムQ10などが配合されているものが敏感肌にもおすすめです。

エイジングサイン:乾燥小じわ、ハリ不足、弾力感の低下
エイジングケア:年齢に合わせたお手入れのこと

(敏感肌のためのエイジングケアについて、詳しくは、「敏感肌・乾燥肌のエイジングケア」をご覧ください)

にきびも気になる敏感肌

お肌が乾燥しているのに、ニキビ(にきび)ができてしまう。特に大人ニキビに多いお悩みです。
でもニキビ肌用のスキンケアは刺激がありそうで使うのが不安、と思っている敏感肌の方がおられるかもしれません。

お肌が乾燥し、肌あれによって角層が厚くなり古い角質が毛穴をつまらせ、にきびができてしまう、乾燥によるにきびが多いのが大人にきびの特徴です。皮膚のバリア機能が低下して外部刺激に敏感になっているデリケートな大人にきびでは、低刺激性で、にきびのもとになるコメド(面疱)ができにくいことを確認したノンコメドジェニックテスト済みのにきび肌用化粧品でアクネケアをしましょう
お肌のべたつきが気になる方はオイルフリーのものを選びましょう。

(にきび肌のスキンケアについて、詳しくは、「にきび肌のスキンケアで大切なこと」をご覧ください)

悪化したら皮膚科へ

敏感肌や乾燥肌の方は、正しいスキンケアを毎日おこなっていても、体調や季節などの変化によって皮膚症状が悪化することがあるかもしれません。原因がわからず、症状が治まらないときは、自分の判断で無理してあれこれと対策をとるよりも、皮膚科を受診して医師の診察を受けましょう。

敏感肌・乾燥肌のスキンケアで大切なことのまとめ

  • 皮膚のバリア機能をまもり、おぎなうスキンケアをしましょう
    敏感肌では外部からのさまざまな刺激から体をまもり、お肌から水分が失われることを防ぐ皮膚のバリア機能が低下しています。お肌にやさしいスキンケアによって皮膚のバリア機能をととのえましょう。
  • スキンケアの4つの基本をしっかりおこないましょう
    スキンケアの基本はお肌を清潔にし(洗浄)、うるおいを与え(保湿)、紫外線からまもり(遮光)、美しくよそおう(メイク)ことです。4つの基本をしっかりおこない、すこやかなお肌を保ちましょう。
  • 敏感肌用化粧品を選び、正しく使いましょう
    使用するスキンケア化粧品が刺激にならないよう敏感肌用化粧品を選び、正しい使い方でお肌にやさしいスキンケアをしましょう。
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