<顔のスキンケア> スキンケア製品の使用方法 日やけ止め(サンスクリーン剤)
サンスクリーン剤は紫外線からお肌をまもるスキンケア製品です。サンスクリーン剤にはクリームタイプ、ミルクタイプ、ローションタイプ、スティックタイプなどの種類があります。サンスクリーン剤に求められる機能は、第一に高い紫外線防御効果ですが、そのほかの機能や使用性、使用感の好みや遮光の目的なども考慮して選びましょう。サンスクリーン剤に表記されたSPF・PA値を参考にして、日常生活ではSPF30程度、炎天下でのレジャーや海水浴ではSPF50程度のものを選びましょう。また汗をかくようなときは耐水性の高いウォータープルーフの機能をもったものを選択しましょう。肌トラブルが気になる方は石けんやぬるま湯で落とせるものがおすすめです。
サンスクリーン剤が紫外線防御効果を充分に発揮するためには、使用量が大切です。実際の使用量を調べてみると、クリームタイプのサンスクリーン剤では推奨使用量の半分程度であることがわかっています。製品に記載されている使用量を参考に適切な量を塗布しましょう。紫外線防御効果を維持するために、重ね塗りや塗りなおしもしましょう。
クリームタイプ・ミルクタイプ・ローションタイプ
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朝のスキンケア(洗顔、保湿)のあと、パール粒または100円硬貨大を手のひらにとり、やさしく顔の数ヵ所におきます。
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顔の中心から外側に向かって、指全体でやさしく均一にのばします。
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さらにパール粒または100円硬貨大をとり、頬、額、鼻、あごなどの日やけしやすい部分を中心に重ねてつけます。
スティックタイプ(肌色タイプ)
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朝のスキンケア(洗顔、保湿)のあと、0.5〜1cm程度を繰り出し、頬、額、鼻、あごなどに直接塗布します。
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指またはスポンジなどで均一にこすらずのばします。
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仕上げにフェイスパウダーなどを使用すると、よりきれいに仕上がります。
遮光のポイント
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POINT 1
サンスクリーン剤の使用量は充分ですか?
サンスクリーン剤には紫外線防御効果の指標としてSPF・PA値が表示されています。これは規定された量(2 mg/cm2)を塗ったときの紫外線防御効果です。サンスクリーン剤の実際の使用量は規定量より少ない場合が多く、表示されているSPF・PA値より遮光効果が低くなってしまっていることがあります。製品に記載されている使用方法を参考に、適切な量を塗布しましょう。特に日やけしやすい部分には重ね塗りをすると効果的です。
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POINT 2
サンスクリーン剤の塗り忘れはありませんか?
特に耳、耳のうしろ、首、首のうしろ、あご、肩などの塗り忘れしやすい部分を確認しましょう。
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POINT 3
サンスクリーン剤は必要に応じて塗りなおしをしていますか?
生活シーンに合わせて塗りなおしをしましょう。
<塗りなおしの目安>
汗をかいたり、運動をしているときは2〜3時間、海やプールで泳いでいるときは30分を目安に、塗りなおしをしましょう。メイクをしているときはティッシュなどで皮脂や汗をおさえてから遮光効果のあるファンデーションなどで化粧なおしをしましょう。