ファンデーションでにきびは悪化する?
ニキビ(にきび)ができてしまったとき、ファンデーションを使ってよいのか悩んだことはありませんか?
ファンデーションを使えば、にきびやにきび痕の赤み、凹凸を隠すことができそうだけれど、なんだかにきびを悪化させてしまいそうで不安・・・と感じられるかもしれません。
実はにきび肌に合ったファンデーションを選べば、にきびを悪化させることはありません。
それだけでなく、ファンデーションはにきびが悪化する原因である紫外線や乾燥、物理的な刺激などからお肌をまもってくれます。
(にきび肌にとってのメイクの役割について、詳しくは「にきび肌のメイクの基本」をご覧ください。)
にきびが気になるときもファンデーションを上手く使って、楽しい毎日を過ごしましょう。
ファンデーションの成分と種類
ベースメイクの代表的なアイテムであるファンデーションは粉体、油性成分、水性成分などで構成されています。
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- 粉体
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ファンデーションの主な成分です。代表的な成分には、肌色を補正する酸化鉄などの顔料や、紫外線(UV)カット効果をもつ酸化チタンなどがあります。さらに、肌悩みや求める仕上がりに合わせて、余分な皮脂を吸収してテカリや化粧崩れを防ぐ、つやを与える、毛穴や凹凸を目立たなくする(ソフトフォーカス)といった効果のある粉体が配合されます。
ファンデーションに含まれる代表的な粉体成分
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- 油性成分
- しっとり感を与えたり、お肌へののびをよくする目的で配合されます。油性成分の種類によってはニキビ(にきび)の原因になることもあります。「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記のあるファンデーションを選びましょう。
※すべての方に、にきびができないわけではありません。
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- 保湿成分
- 水性の成分としてヒアルロン酸やポリクオタニウムー51(リピジュア®)、油性の保湿成分としてスクワランなどが配合されます。
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- その他の成分
- グリチルレチン酸ステアリルは、にきびや肌荒れ(肌あれ)を予防する有効成分として医薬部外品のファンデーション(薬用ファンデーション)に配合されます。また粉体の表面をコーティングする成分、パラベンなどの防腐剤もその他の成分に含まれます。
ファンデーションは、これらの配合比率の違いによってパウダー(パウダリー)ファンデーション、リキッドファンデーションなどいくつかの種類に分けられます。
ファンデーションの種類と特長
それぞれ使用感や特長に違いがありますので、お肌の状態や仕上がりの好みに合わせて選びましょう。次にご紹介する5つのポイントに気をつければ、にきび肌でもどのタイプのファンデーションも使うことができます。
にきび肌に合ったファンデーションの選び方 5つのポイント
ニキビ肌(にきび肌)に合ったファンデーション選びでは、にきびやにきび痕の赤み・凹凸、毛穴などの肌悩みをきちんと隠せるカバー力はもちろんですが、使うファンデーションがにきびの原因にならないこと、そしてにきび肌にもやさしい使い心地であることも大切です。次の5つのポイントを確認して、にきび肌でも使えるファンデーションを選びましょう。
- にきび肌に合ったファンデーションの選び方
5つのポイント -
- にきびのもとになりにくいノンコメドジェニックテスト済み※1
- にきび肌に負担が少ない成分とやさしい使い心地
- なめらかなのび
- 肌あたりのやさしいパフ、スポンジ
- 厳選された原料
- 無香料・低刺激性
- 高いカバー力
- にきびの赤みやにきび痕をきちんとカバー
- 紫外線(UV)カット効果
- SPF、PA
- 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)
- パッチテスト済み※2、アレルギーテスト済み※2
ポイント@ ノンコメドジェニックテスト済み
ノンコメドジェニックテストとは、製品を繰り返し塗布してにきびのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記があれば、にきびができにくいファンデーションであると言うことができます。
※すべての方に、にきびができないわけではありません。
ポイントA にきび肌に負担が少ない成分とやさしい使い心地
ファンデーションを塗るときにこすってしまうとお肌への刺激となり、にきびの悪化につながります。塗布時のにきび肌への負担が少なくなるように、のびのなめらかさなどを考慮して原料が厳選されたものを選びましょう。パフやスポンジは肌あたりのやさしいものを使いましょう。
ファンデーションに配合される油分はお肌のべたつきやテカリが気になるにきび肌の方にとって、避けたい成分かもしれません。皮脂によるテカリや配合されている油分が気になるにきび肌の方には、油分を含まないオイルフリーのパウダーファンデーションがおすすめです。またリキッドファンデーションやスティックファンデーションの多くは油性成分が配合されています。にきびのもと(コメド)になりにくいことを確認する「ノンコメドジェニックテスト済み」のものを選びましょう。
※すべての方に、にきびができないわけではありません。
ポイントB 高いカバー力
にきびやにきび痕の赤み・凹凸、毛穴、さらに大人にきびでは肌荒れ(肌あれ)・しみ・そばかすなどの肌悩みも同時に抱えることが多いにきび肌。これらの肌悩みをしっかりカバーできるファンデーションを選びましょう。
ポイントC 紫外線(UV)カット効果
紫外線は日焼け(日やけ)、しみ・そばかすなどお肌に炎症を起こしてダメージを与えるだけでなく、にきびを悪化させる原因の一つです。SPF、PA値が表示されたUVカット効果のある紫外線吸収剤不使用(紫外線吸収剤フリー、ノンケミカル)のファンデーションを選びましょう。
(紫外線がにきびを悪化させる原因について、詳しくは「にきび肌の日やけ止め」をご覧ください。)
にきび肌のためのファンデーションのやさしい使い方
ファンデーションを塗るときにこすってしまうとお肌への刺激となり、にきびの悪化につながります。ファンデーションのタイプ別ににきび肌にやさしい使い方をご紹介します。
パウダーファンデーション
パウダーファンデーションはスポンジやパフを使ってつけますが、にきび肌の方はパフでつけることがおすすめです。
パフで軽くおさえるようにつけることで、摩擦が軽減されるのでお肌への刺激が少なくなります。また、簡単に均一に塗布できるので、特別なテクニックも必要なく誰でもきれいに仕上げることができます。
リキッドファンデーション
リキッドファンデーションをスポンジやブラシでこするように顔全体に塗ると、お肌への刺激になります。顔全体を塗るときは指でつけ、目もとや小鼻などの細かい部分にスポンジを活用しましょう。余分なファンデーションをスポンジで吸い取るような気持ちで、こすらないよう、やさしくおさえるようにのせると、ファンデーションがよれにくく、メイクのもちがよくなります。仕上げやメイク直しにはフェイスパウダーを使いましょう。
パフやスポンジはいつも清潔にしましょう。にきび肌の方は、3〜4日に1回を目安に洗うことがおすすめです。予備のパフやスポンジを用意しておくのもよいでしょう。
化粧下地やコンシーラーも組み合わせて
ニキビ(にきび)肌の悩みをカバーしようとして、うまく隠せなかったり、ファンデーションが厚塗りになってしまう、メイクが崩れやすくなるといったお悩みはありませんか?
ファンデーションだけでカバーできない赤みやにきび痕には化粧下地やコンシーラーを活用しましょう。
(にきび肌の化粧下地について、詳しくは「にきび肌の化粧下地」をご覧ください)
ファンデーションを塗る前に色補正効果や質感補正効果のある化粧下地を活用して、下地の段階からカバーすることで、ファンデーションを厚塗りせずに自然に仕上げることができます。特に気になる部分にはコンシーラーを使いましょう。
ファンデーションはきちんと落としましょう
ファンデーションを使ったときはクレンジング(メイク落とし)や洗顔できちんと落としましょう。
1日ファンデーションをつけていると、紫外線や空気によって酸化したり、ほこりが付着したりしてお肌にとって汚れとなります。これがお肌に残ると毛穴をつまらせにきびが悪化する原因になりますので、その日のうちにきちんと落とすことが大切です。
メイク落としや洗顔料もノンコメドジェニックテスト済みであるか確認して選び、にきびをつぶしたりしないように気をつけてやさしくクレンジングや洗顔をしましょう。
(にきび肌のクレンジング・洗顔について、詳しくは「にきび肌の洗浄(クレンジング、洗顔)の基本」をご覧ください)
にきび肌の状態によってはメイク落としの使用を控えたいと思うかもしれません。そのようなときはファンデーションを使わずに、洗顔料(石けん)のみで落とせるタイプの化粧下地とフェイスパウダーで仕上げるメイクをしてみてはいかがでしょうか。
にきび肌のファンデーションのまとめ
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- ファンデーションで気になるにきび肌の悩みをカバーしましょう
- ファンデーションはお肌の悩みをカバーして美しく見せるとともに、にきびが悪化する原因からお肌をまもる効果もあります。メイクを上手に取り入れて毎日を楽しく過ごしましょう。
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- にきび肌に合ったファンデーションを選びましょう
- にきび肌に合ったファンデーションを選べば、にきびを悪化させることはありません。ノンコメドジェニックテスト済みで、赤みやにきび痕をきちんとカバーできるお肌にやさしい使い心地のものを選びましょう。
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- お肌にやさしい使い方をこころがけましょう
- パウダーファンデーションはパフで、リキッドファンデーションは指でつけることでにきび肌にもやさしく使うことができます。化粧下地やコンシーラーを組み合わせて、より美しく自然に仕上げましょう。
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