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にきび肌の化粧下地

気になるにきびの赤みやにきび痕を自然にカバーするためには化粧下地を上手に使うのがポイントです。
にきび肌にやさしい使い心地の化粧下地の選び方や使い方をご紹介します。

にきび肌の肌悩みは化粧下地で自然にカバー

気になるニキビ(にきび)や赤み、にきび痕、毛穴の凹凸・・・。
肌悩みが気になるにきび肌ですが、それを隠そうとして、ついファンデーションを厚塗りにしてしまっていませんか?

気になる肌悩みをファンデーションだけでカバーしようとすると、不自然な仕上がりになったり化粧崩れもしやすくなります。
そこでおすすめしたいのが化粧下地です

様々な肌悩みをカバーする4種類の「下地」のイラスト

ベースメイク化粧品の一つである化粧下地ですが、赤みやくすみなどのお肌の色みや、毛穴・凹凸などの質感の悩みを補正する機能があります。
ベースメイクの最初に使うことで、ファンデーションを厚塗りにしなくても肌悩みをきちんと隠し、自然に仕上げることができます

ニキビ肌におすすめのベースメイクアップ化粧品のイラスト。下地、ファンデーション 2種類(パウダリ―ファンデーション、リキッドファンデーション)、コンシーラー、パウダー(フェイスパウダー)のイラスト

また紫外線(UV)カット効果のある化粧下地は、にきびの悪化原因の一つである紫外線からお肌をまもります。
(紫外線がにきびを悪化させる原因について、詳しくは「にきび肌の日やけ止め」をご覧ください)

このように化粧下地はにきび肌の肌悩みをカバーしてお肌を美しく見せるだけでなく、紫外線や刺激からお肌をまもり、にきびの悪化も予防してくれます。

にきび肌の方は毎日のメイクに化粧下地をぜひ取り入れてみましょう。
(にきび肌のメイクについて、詳しくは「にきび肌のメイクの基本」をご覧ください)

にきび肌にやさしい使い心地の化粧下地の選び方 5つのポイント

ニキビ(にきび)肌のメイクでは化粧下地が大切であることをお伝えしました。
でも化粧下地が原因でにきびができてしまったらどうしよう、悪化させてしまいそうと不安に思っていませんか?

化粧下地にはさまざまな種類がありますが、にきび肌にやさしい使い心地の化粧下地の選び方のポイントを5つご紹介します。

にきび肌にやさしい使い心地の化粧下地の選び方
5つのポイント
  • にきびのもとになりにくいノンコメドジェニックテスト済み※1
  • にきび肌に負担が少ないやさしい使い心地と成分
    • なめらかなのび
    • 厳選された原料
    • 無香料・低刺激性
  • 肌悩みに合わせたカバー力
    • 色補正効果
    • 質感補正効果
  • 紫外線(UV)カット効果
    • SPF、PA
    • 紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)
  • パッチテスト済み※2、アレルギーテスト済み※2
※1 すべての方に、にきびができないわけではありません。 ※2 すべての方に、アレルギーが起こらないわけではありません。

ポイント@ ノンコメドジェニックテスト済み

ノンコメドジェニックテスト済みを意味するノンコメドと記載したアイコン。ニキビ肌に優しい下地の選び方のポイント1 ニキビのもとになりにくいノンコメドジェニックテストをおこなっているか。目印となる「ノンコメド」のマーク。

ノンコメドジェニックテストとは、製品を繰り返し塗布してにきびのもと(コメド)ができないことを確認する試験です。「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記があれば、にきびができにくい化粧下地であると言えます。

皮脂によるテカリや配合されている油分が気になるにきび肌の方はオイルフリーのものを選びがちかもしれませんが、ノンコメドジェニックテスト済みの化粧下地であれば、クリームタイプや乳液タイプなどの油性成分配合のものを選んでも大丈夫です。

※すべての方に、にきびができないわけではありません。

ポイントA にきび肌に負担が少ないやさしい使い心地と成分
化粧下地を塗るときににきび肌への負担が少なくなるように、伸び(のび)のなめらかさや肌馴染み(なじみ)などを考慮して原料が厳選されたにきび肌用化粧下地を選びましょう。
乾燥も気になる方はヒアルロン酸やスクワランなどの保湿成分が配合されているものもよいでしょう。

ポイントB 肌悩みに合わせたカバー力
高いカバー力で、にきびの肌悩みを自然に隠すことができる色補正効果や質感補正効果のあるものを選びましょう。

色補正効果
化粧下地のなかでもコントロールカラーと呼ばれるものは肌色を補正する効果があります。
にきび肌の肌悩みに合わせてコントロールカラーの色を選んで使うことで、にきびの赤みや色むらなどの肌色を補正し目立たなくします。

ニキビや赤みのある肌色のさまざまな色のコントロールカラーを塗布したときの、補正後の肌色のイメージ。イエロー(黄色)、ピンク、グリーン、白のコントロールカラーのうち、イエロー(黄色)が最も赤みをナチュラルにカバーし、肌色を補正する効果が高い。

質感補正効果
質感補正効果のある化粧下地は、光の反射や拡散効果で、毛穴や凹凸を目立たなくしたり(ソフトフォーカス効果)、つやを与えてお肌の質感をととのえます。にきび痕、毛穴などが気になるお肌をなめらかで美しいお肌に仕上げます。

ポイントC 紫外線(UV)カット効果
紫外線は日焼け(日やけ)、しみ・そばかすなどお肌に炎症を起こしてダメージを与えるだけでなく、にきびの悪化原因の一つです。UVカット効果のある紫外線吸収剤不使用(紫外線吸収剤フリー、ノンケミカル)の化粧下地を選びましょう。
UVカット効果(紫外線防止効果)はSPF、PAで表されます。

下地や日焼け止めに表示されるUVカット効果(紫外線防止効果)の指標としてSPFとPAを説明したイラスト。SPFは、SPF50+まで、PAは、PA+〜++++まであることを示している。

SPFはUV−Bカット効果の程度、PAはUV−Aカット効果の程度を表しています。
日常生活ではSPF30程度で充分です。

選び方のポイントが確認できたら、さらに肌悩みに合わせて化粧下地を選びましょう。

にきびの赤みにはイエロー系のコントロールカラー

頬の赤みやくすみなど、お肌の色をきれいに補正するコントロールカラー。
ニキビ(にきび)肌にともなう頬などの赤みが気になる方は、イエロー系のコントロールカラーがおすすめです。

イエロー系のクリームタイプの下地(メイクアップベース)のバルク画像。

ニキビ(にきび)や肌荒れ(肌あれ)などの赤みに対してイエローを重ねることで、赤みを目立たなくしてくれます。お肌の色が均一にととのえられ、ナチュラルな仕上がりになります。

ニキビや赤み、炎症がある皮膚(肌色)にイエロー(黄色)のコントロールカラーを塗布したときの、補正後の肌色のイメージ。赤みが肌色に近づき、ナチュラルな仕上がりになる。
イエロー系の下地(クリームタイプ)の使用前後の画像。左:使用前。頬に赤いニキビや炎症、ニキビ跡、凹凸がある。右:使用後。頬の目立つ赤いニキビやニキビ跡の赤み、凹凸をナチュラルに隠すことができている。

仕上がりには個人差があります。

またグリーン系のコントロールカラーも、赤みに対して赤の補色であるグリーンを重ねることで赤みを目立たなくすることができます。
ただし、グリーン系のコントロールカラーは、お肌の色と重なることで、かえってお肌の色をくすんでみせてしまうこともあるので使用には注意が必要です。

ニキビや赤み、炎症がある皮膚(肌色)にグリーンのコントロールカラーを塗布したときの、補正後の肌色のイメージ。赤みが肌色に近づくがイエローよりもくすんだ印象になる。

にきび痕や毛穴の凹凸には質感補正タイプ

毛穴やニキビ痕(にきび痕)などのお肌の表面の凹凸が気になる方は、質感補正タイプがおすすめです。
光の反射を利用して肌表面の凹凸を自然にカバーしてつやのあるお肌に仕上げます。

質感補正タイプのイメージ。毛穴やニキビ跡の凹凸を光を乱反射することによって目立たなくする。また光を正反射しやすい板状の成分によって、つやを付与することを示した肌のイメージ図。
化粧下地(下地)による質感補正効果を示した使用前と使用後の写真。毛穴や凹凸、ニキビ跡をカバーできている。ナチュラルな仕上がり。

仕上がりには個人差があります。

お肌に負担をかけたくないときは石けんで落とせるタイプ

大人のにきび肌では、時にはお肌が敏感になってしまうこともあるかもしれません。クレンジング(メイク落とし)を控えて、お肌になるべく負担をかけたくない・・・。そのようなときは洗顔料や石けんで落とせる化粧下地を選びましょう。

刺激に敏感なニキビ肌におすすめの下地のイラスト。石鹸(石けん)で落とせることを示すアイコンを提示。

石けんで落とせる化粧下地にフェイスパウダーを重ねるだけでも、お肌をナチュラルにきれいに見せることができます。

石けんで落とせるパウダー(プレストパウダー)のイラスト。

化粧下地を使うときのポイント

ポイント@ 塗るときはこすらないようにやさしく
化粧下地をこするように塗ってしまうと、お肌への刺激になってしまいます。
パール粒大を手にとり、顔の数か所にわけておいたら、顔の中心から外側に向かって指先でやさしくのばしましょう。

化粧下地(下地)の使用量の目安がパール粒大1〜2コ分であることを示したイラスト。
化粧下地(下地)の塗り方を示した女性の顔のイラスト。まずは顔の数カ所に分けて化粧下地(下地)を置き、顔の中心から外側に向かってやさしく指先で伸ばす手順を示している。

むらやべたつきがあると、そのあとのファンデーションのよれの原因になります。化粧下地を塗ったら、手のひら全体でむらやべたつきがないか確認しましょう。

ポイントA 特に気になる部分にはコンシーラーを活用
気になる部分には化粧下地やファンデーションを厚塗りしてしまいがちです。ひとつのアイテムだけで肌悩みを隠そうとせず、コンシーラーを活用しましょう。

ニキビのもとになりにくい「ノンコメドジェニック」なコンシーラーのイラスト

にきび肌の化粧下地のまとめ

  • 化粧下地を取り入れてにきび肌の肌悩みを自然にカバーしましょう
    化粧下地を使うことでお肌の色みを補正したり、お肌の凹凸などの質感を補正したりすることができます。ベースメイクに化粧下地を活用して、にきび肌の肌悩みを自然にカバーしましょう。
  • にきび肌にやさしい使い心地の化粧下地を使いましょう
    ノンコメドジェニックテスト済みで、お肌にやさしい使い心地の化粧下地を選びましょう。にきび肌の肌悩みをカバーする色補正効果や質感補正効果のあるカバー力の高いものがおすすめです。
  • お肌の悩みに合わせて選びましょう
    にきびの赤みにはイエロー系の色補正タイプ、毛穴や凹凸の悩みには質感補正タイプがおすすめです。肌悩みに合わせた化粧下地を選び、美しく仕上げましょう。
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