にきび肌の洗顔

にきび肌の洗顔

最近、思春期を過ぎても慢性的に続く「大人のにきび」にお悩みの方が増えています。
10代の時にできる「思春期にきび」でも、20代以降にできる「大人のにきび」でも、
洗顔はとても重要であり、正しくおこなう必要があります。
ここからは、にきびが気になる方のための洗顔料の選び方や
にきび肌にもやさしい洗顔方法についてご紹介します。

スキンケア 研究所 敏感肌洗顔編

TOPICS@ にきびとは

にきびは、「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚の慢性炎症性疾患です。
お顔や胸(前胸部)、背中の上あたり(上背部)の皮脂の分泌が多い毛穴(脂腺性毛包(しせんせいもうほう))にできます。ホルモンのバランスが大きく変わる思春期にできることが多いため、にきびは「青春のシンボル」と呼ばれることもありましたが、最近ではにきびで皮膚科を受診する大人の女性が増えてきています。
この「大人のにきび」は、女性のあごや口周りによくできるという特徴があります。詳しいにきびの分類については「にきびにあった化粧水を」ページをご覧ください。

TOPICSA にきび肌の洗顔料の選び方

にきびには、皮脂・毛穴のつまり・アクネ菌の3つが大きく関わっています。
皮脂や毛穴のつまりを除去して清潔に保つことは洗顔そのものの大きな目的ですので、洗顔を見直すだけでにきびがよくなることもあるほど、洗顔はにきびのケアにとても大切なスキンケアです。
にきびが気になる方は以下のようなポイントに注意して洗顔料を選びましょう

ノンコメドジェニックテスト済み

にきび肌用の化粧品に「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載があるのを見かけたことはありませんか?にきび肌用の化粧品を選ぶ時にはまずこの記載があることを確認しましょう。

オイルフリー

洗顔料に含まれる油分には、にきびを悪化させる可能性があるものもあります。これは、にきびの原因菌であるアクネ菌(P.acnes)が油分を栄養源として増殖するためです。オイルフリーと記載のある洗顔料であれば、この心配はないでしょう。
一方で、化粧品に配合される油分がすべてアクネ菌(P.acnes)の栄養源になるわけではありません。
にきび肌用に開発された洗顔料の中には、オイルフリーでなくてもアクネ菌の栄養源になりにくい成分を配合しているものもあります。

マイルドピーリング作用

洗顔によって古い角質や毛穴のつまりを取り除くことができます。にきび肌用の洗顔料のなかにはグリコール酸(AHA)やサリチル酸(BHA)が配合されているものがあります。
これらの成分は角層柔軟作用があり、マイルドピーリングとも呼ばれ、毛穴のつまりをしっかり取り除いてくれますので、にきび肌の方にはおすすめです。
一方でピリピリとした刺激を感じることもありますので、お肌に合うかどうかサンプルなどで試してみることをおすすめします。

TOPICSB にきび肌の洗顔のポイント

ベースメイク

にきび肌にあった洗顔料を選んだら、次はにきび肌にあった方法で、やさしく洗顔しましょう。にきびは敏感な部分でもありますので、基本のポイントは敏感肌と同じですが、にきびをつぶさないようにすることが大事です。

洗顔のしすぎに注意しましょう

にきびや皮脂が気になるからと過度な洗顔は皮脂を取り過ぎてしまい、乾燥の原因になります。お肌の乾燥は角層の乱れを引き起こし、毛穴のつまりにもつながります。
洗顔料を使った洗顔は1日2回(朝晩)を目安にしましょう。

にきびをつぶさないようにしましょう

お肌をごしごしこすると、にきびがつぶれて悪化の原因になります。
しっかり洗おうと洗顔ブラシなどを使用すると、にきびをつぶしてしまったり、にきび痕の原因にもなりますので、手でやさしく洗いましょう。
洗顔料をよく泡立て、泡のクッションで、手と顔が直接あたらないように洗います。