敏感肌にも使える洗顔料とは

敏感肌にも使える洗顔料とは

敏感肌の多くは、 健康なお肌に比べ、
冷暖房や紫外線、花粉、衣服のこすれなどの外的刺激から
お肌をまもるバリア機能が低下した状態で、
皮脂が少なく乾燥しやすいお肌です。
そんな敏感肌や乾燥肌の場合、ご自分のお肌にあわない洗顔料を使って、
間違ったお手入れをしてしまうと、お肌に負担がかかってしまいます。
ここからは洗顔料にはどのような種類(タイプ)があるのか、
敏感肌にはどのタイプが適しているのか、またその使い方をご紹介します。

スキンケア 研究所 敏感肌洗顔編

TOPICS@ 洗顔料の種類

バリア機能が低下した敏感肌や乾燥肌の方には、お肌への負担が少なく、お肌の汚れをきちんと落としながらも、うるおいを保ってくれる洗顔料が必要です。
洗顔料は泡立てて使うクリームタイプが主流です。また洗顔石けんとして固形タイプもあります。最近は泡で出てくるタイプのものも手軽さがあって人気です。

洗顔料に含まれる洗浄成分の種類は、「脂肪酸石けん」「合成界面活性剤」の2つに大別されます。
脂肪酸石けんを主体にした洗顔料は、きめ細かく豊かな泡立ちで、泡ぎれもよいため洗い流しやすいのが特長です。
合成界面活性剤を主体にした洗顔料は、軽やかな泡立ちが特長です。弱酸性と書いてあるものは合成界面活性剤を主体にしたものが多いでしょう。
肌表面のpHは弱酸性ですので、弱酸性と書いてあるものは肌のpHに近くお肌にやさしいというイメージをもたれることが多いです。
一方、脂肪酸主体の洗顔料は弱アルカリ性ですが、お肌は洗顔後にもとのpH(弱酸性)に戻りますので、pHにあまり神経質にならなくても大丈夫です。

TOPICSA 敏感肌にあった洗顔料とは

敏感肌は、健康なお肌と比較して、お肌をまもるバリア機能が低下しているために、乾燥しやすくなっています。
敏感肌の方は、まずは敏感肌向けに開発・販売している化粧品を選びましょう。これらの化粧品は配合成分が厳選されており、刺激が少なく、洗顔後に乾燥しにくいものが多くなっています。

洗顔料にはさまざまなタイプがありますが、敏感肌の方はうるおいをまもりながら汚れをきちんと落とすことができる洗顔料を選びましょう。
洗浄成分でいうと、脂肪酸石けんが主体の洗顔料がおすすめです。一方で、ラウリン酸など脂肪酸の種類によっては洗浄力が高く、お肌に刺激になることがありますので、注意が必要です。
敏感肌向けに開発・販売している化粧品は皮膚への刺激性を確認しているものが多いので、選ぶときの参考にしましょう。

正しい使い方も重要です。間違った使い方はお肌への刺激となり、お肌をさらに敏感にしてしまいます。理想的な洗顔は、きめ細かなたっぷりの泡でお肌をこすらずにやさしく洗うことです。敏感肌の方は、お肌への刺激が少ない洗顔をおこないましょう。

TOPICSB 敏感肌の人が気をつけたい洗顔料とは

敏感肌の方の理想的な洗顔は、きめ細かなたっぷりの泡でお肌をこすらずにやさしく洗うことです。しかし、洗顔料のタイプによってはお肌をこすってしまい、物理的な刺激になるものもあります。

古い角質をとるスクラブタイプは、お肌への刺激になりますので敏感肌の方は避けた方がよいでしょう。またジェルタイプなど泡立てずに使うタイプのものもありますが、これもお肌をこする原因になりますので、避けた方がよいでしょう。

泡で出てくるタイプのものは、泡立てが苦手な方でも簡単に泡を作れますのでおすすめです。ポンプ部分の細かい網目を通して泡立てることによって泡が出るタイプのものと、炭酸ガスを含んだ炭酸泡洗顔の2種類があり、いずれも容器から直接泡ででてくるため、手軽さが人気です。
炭酸は血行促進作用がありますが、敏感肌の方はかゆみなどが出る場合もあります。お肌に合うか確かめて使いましょう。