にきび肌のクレンジング料

 

にきび肌のクレンジング料

にきびは思春期の頃だけ、脂性肌の人だけの悩みだと思っていませんか?
実は最近、思春期をすぎてからも慢性的に続く「大人のにきび」に悩む方が増えています。
20代以降特に社会人になると、にきびができていてもお化粧(メイクアップ)を
しなければいけない場面が多くなります。
ここからは「大人のにきび」のクレンジングについてご紹介します。

スキンケア 研究所 クレンジング編

TOPICS@ にきびとは

にきびとは

にきびは、「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚の慢性炎症性疾患です。顔や胸(前胸部)、背中の上あたり(上背部)の皮脂の分泌が多い毛穴(脂腺性毛包(しせんせいもうほう))にできます。ホルモンのバランスが大きく変わる思春期にできることが多いため、にきびは「青春のシンボル」と呼ばれることもありましたが、最近では皮膚科を受診する大人の女性が増えてきています。この「大人のにきび」は、女性のあごや口周りによくできるという特徴があります。
詳しいにきびの分類については「にきびにあった化粧水を」ページをご覧ください。

TOPICSA にきび肌に使いたいクレンジング料

にきび肌のクレンジング料の選び方

メイクアップをした時はクレンジングをしましょう。にきびが気になる場合、にきびを隠そうとファンデーションを多めに塗ったり、部分的にコンシーラーを使うこともあるでしょう。残ったメイクはにきびを悪化させる原因にもなりますので、メイクをしっかりと落とし、かつにきびを悪化させないクレンジング料を選ぶことがポイントです。にきび肌のクレンジング料選びのキーワードは以下の2つです。

・ノンコメドジェニックテスト済み
にきび肌用の化粧品に「ノンコメドジェニックテスト済み」という記載があるのを見かけたことはありませんか?にきび肌用の化粧品を選ぶ時にはまずこの記載があることを確認しましょう。
・オイルフリー
クレンジング料に含まれる油分には、にきびを悪化させる可能性のあるものもあります。これは、にきびの原因菌であるアクネ菌(P.acnes)が油分を栄養源として増殖するためです。これを資化性といいます。オイルフリーと記載のあるクレンジングであれば、この心配は少ないでしょう。
一方で、化粧品に配合される油分にすべて資化性があるわけではありません。にきび肌用に開発されたクレンジングの中には、オイルフリーではなくても資化性の低い成分を配合しているものもあります。

にきび肌におすすめのクレンジング料のタイプ

クレンジング料にはさまざまなタイプがあります(詳しくは「敏感肌・乾燥肌のクレンジング方法」をご覧ください)。
では実際にクレンジング料はどのタイプがよいのでしょうか。

・オイルタイプ(クレンジングオイル)
クレンジングオイルは油性成分が多く配合されているためクレンジング力が高く、素早くメイクとなじんで落とすことができます。カバー力の高いコンシーラーを使用した時などにおすすめです。
オイルタイプですからもちろんオイルフリーではありません。にきび肌の方は「ノンコメドジェニックテスト済み」の記載があるものを選びましょう。
・ジェルタイプ(クレンジングジェル)
ジェルタイプには水性のものと油性のものがあります。にきび肌用に開発されたクレンジングジェルは水性のものが多く、その場合はオイルフリーと記載があるでしょう。ジェルタイプはジェルが手と顔の間のクッションとなって、にきび肌にもやさしくクレンジングできます。

にきび肌のクレンジングのポイント

にきび肌にあったクレンジング料を選んだら、次はにきび肌にあったクレンジング方法で、やさしくメイクを落としましょう。にきびは敏感な部分でもありますので、基本のポイントは敏感肌と同じですが、にきびをつぶさないようにすることが大事です。

・にきびをつぶさないようにしましょう
お肌をごしごしこすると、にきびがつぶれて悪化の原因になります。適量のクレンジング料を使って、手で顔をこすらないようにクレンジングをしましょう。
コットンを使用する拭き取りタイプやシートタイプのクレンジングは、にきびをつぶしてしまうことがありますので、避けましょう。