化粧品について

化粧品について

化粧品とのいい関係

化粧品は美しくなるための夢をいっぱいその瓶の中に詰め込んでいます。でも、化粧品に頼りすぎてはいけません。化粧品に「治す」はたらきはありません。お肌が過ごしやすい環境をつくるのが化粧品の役割なのです。皮膚はもともと回復しようとする力を持っています。この力をサポートするのが化粧品です。「お手入れ」という言葉は手を加えるということです。毎日正しく、お肌に手をかけてあげてこそきれいになっていくのです。

どうして敏感になるの?

「からだの70%は水分」といわれるほど、私たちの体内には、水分が多く含まれています。この水分の蒸散を防いでいるのが皮膚です。皮膚はすぐれた保湿のシステムをそなえています。皮膚表面では、皮脂腺より分泌された皮脂というあぶらと、汗の水分が[1]皮脂膜(脂質膜)をつくって被っています。角層細胞の中では、[2]NMF(天然保湿因子)が水分を抱きかかえています。さらに、この角層細胞の間を[3]セラミド(細胞間脂質)がすきまを埋め、水分を保っています。この保湿のシステムは、外部からのさまざまなストレスから内部を護る「皮膚のバリア機能」にとって非常に大切なものなのです。ところが乾燥したり、まちがったケアなどによって、皮膚のバリア機能が弱くなると角層はすきまができ、ダニ抗原やほこり、細菌などが侵入しやすくなってしまいます。

健康な肌

お肌のメカニズム 化粧品の成分とはたらき

化粧品に用いられる成分 ※薬用化粧品含む

保湿剤

スクワラン

深海ザメの肝臓に含まれる肝油を精製したものです。皮脂成分と似ているためお肌なじみがよいあぶらです。べとつかず使用感がよいことから、幅広く使われています。

ヒアルロン酸

皮膚の真皮中に含まれる保水成分の一つです。ヒアルロン酸1gで6Lもの水を保持し、しっとりとしたみずみずしいお肌をつくります。

セラミド

皮膚の角層に存在する脂質の主成分です。角層の水分を適度に保ち、紫外線やウイルスなど外部の刺激からお肌を守る重要な役割(バリア機能)を担っています。アトピー性皮膚炎などのドライスキンでは、このセラミドが少ないことが知られています。

美白剤

ビタミンC誘導体

メラニン色素還元に有効なビタミンCを安定化させた成分です。メラニンの合成を抑えて、しみ・そばかすを防ぐはたらきがあります。

消炎剤

グリチルリチン酸

甘草根より抽出される成分で、抗炎症作用があり、肌あれを防ぎます。

品質を保つために、必要な成分

防腐剤

化粧品は食品と同様にカビや細菌などの微生物に侵されやすい成分を使用しています。にもかかわらず、食品より使用期間は長く、長期にわたるものもあります。そこで使用中に手指から汚染してくる微生物が起こす腐敗や異臭などから化粧品を保護するため防腐剤が必要となります。一般に、パラベン・フェノキシエタノールなどの防腐剤が使用されています。

酸化防止剤

化粧品には油性成分が含まれていますが、油分は外気や日光に当たると酸化する性質を持っています。酸化すると化粧品は、変色したり、いやな臭いがする場合があります。このような品質の低下を予防する目的で使用されるのが酸化防止剤です。天然ビタミンE・エデト酸塩などが広く使われています。

界面活性剤

水と油は本来溶け合わないものです。これらを均一に混ぜ合わせるはたらきのあるものを界面活性剤と言います。化粧品には、クリームや乳液をつくる乳化剤・お肌や髪の汚れを落とす洗浄剤・髪を静電気から守る帯電防止剤・その他保湿剤や柔軟剤などの界面活性剤が使用されています。


ノブの基本スキンケアライン

肌あれ・乾燥が
気になる敏感肌に

いつも刺激を
受けやすい敏感肌に

敏感なお肌のための
高保湿エンジングケア

積極的な
にきび肌ケア

やさしい
大人にきび肌ケア

思春期からの
にきび肌ケア