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化粧品によってお肌がかゆくなったり、赤みがでる、花粉の季節になるとお肌が荒れる、乱れる、なんとなくカサカサ乾燥して、少しの刺激にも敏感に反応してしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
よく言われる「敏感肌」や「乾燥肌」とはお肌がどういう状態になっているの?
敏感肌や乾燥肌によいスキンケア化粧品の選び方は?
美容のお手入れはどうすればいいの?年代ごとのおすすめのお手入れ方法は?と、ご質問をいただく機会も多くあります。
そんな敏感肌や乾燥肌の方がスキンケア化粧品を選ぶお手伝いをするために、基礎知識や特長をご説明します。
化粧水を購入する前に、ご自分のお肌の状態をセルフチェックしてみてください。
よく「敏感肌」と言われますが、じつは皮膚科学的には敏感肌の定義はありません。顔に化粧品を塗った後や、石けんで洗顔した後に、チクチクしたりヒリヒリ焼けるように感じる、お肌がつっぱる感じがするけれど、目にみえる症状が特に見られない状態を敏感肌とよぶことが多いです。
敏感肌の多くは、健康なお肌に比べ、バリア機能が低下していて、皮脂が少なく乾燥しやすい傾向があります。体調の変化やストレス、冷暖房などの環境、花粉などの季節的要因に敏感に反応して、トラブルが生じやすいお肌です。
多くの敏感肌においてお肌が乾燥しています。
お肌の状態は、大きく4つに分けられます。
ご自分のお肌の健康状態を意識して、その状態にあった化粧水などのスキンケア化粧品を使うようにしましょう。
なぜ敏感肌になってしまうのでしょうか。原因をもう少し詳しくご説明します。
お肌には通常、保湿機能がそなわっていて、お肌の表面は皮脂で覆われています(これを皮脂膜といいます)。また角層細胞の中では、NMF(天然保湿因子)が水分を抱きかかえ、さらに、角層細胞の間はセラミド(細胞間脂質)がすきまを埋め、水分を保っています。このお肌の保湿機能は、外部からのさまざまな刺激から体をまもる「皮膚のバリア機能」にとってとても大切なものです。ところが間違ったスキンケアなどによって、皮膚のバリア機能が低下すると角層細胞の間にすきまができ、お肌が乾燥し、外界からの刺激物質、アレルギー物質、細菌などが侵入しやすくなります。
バリア機能が低下する原因として、間違ったスキンケア以外にも次のことがあげられます。
これらが原因でバリア機能が低下すると、お肌が乾燥しやすくなります。
ではなぜ、バリア機能が低下するとお肌が乾燥しやすくなるのでしょうか。もう少し詳しく説明しましょう。様々な内的要因や外的要因によって、角層の中に水分をたくわえてくれるセラミドやNMFが少なくなり角層の中の水分が減少することでお肌が乾燥してしまいます。このような状態になると、少しの刺激にも過敏に反応してしまい、さらにお肌が乾燥するという悪循環になってしまいます。
では、お肌が乾燥しないようにするためには、どうすればよいでしょうか?
まず、皮膚のバリア機能を低下させている原因をケアすることです。
その次に、お肌を清潔に保ち、保湿剤によってお肌のうるおいを保ちましょう。お肌の状態にあったスキンケア化粧品(洗顔や保湿剤など)を選び、正しく使うことがとても大事です。
年齢を重ねることで、皮膚の油分が少なくなり、肌は乾燥しやすくなるため、敏感になりやすくなります。
お肌の加齢変化は、誰にでもやってきますが、毛穴が開いてファンデーションが詰まってしまう、にきびの痕が消えにくくなってきた、肌がくすんで暗く見える、フェイスラインなど顔のあちらこちらがたるんでくる、いままでなかったしみやしわが増えてくるなど。健康なお肌と比べ、敏感肌の場合、しみ・くすみ・しわ・たるみなどのお肌の変化がでやすい傾向にあります。乾燥や紫外線などの刺激を受け続けることで、しみ・しわなどの形成を促進する物質(炎症性サイトカインなど)が常に出ている状態になり、加齢変化が加速しやすくお肌の悩みが増えてきます。
敏感肌の場合、肌あれや乾燥だけでなく、くすみやしわ、たるみといった加齢に伴う肌悩みもかかえています。特に敏感肌の場合は美容のためにも、適切なスキンケアを心がけることが大切です。
皮膚のバリア機能が低下するとお肌にうるおいを閉じ込められず、カサカサになります(乾燥肌)。
乾燥肌はどのようなスキンケア方法をすればみずみずしく健康なお肌に近づけるのか、どのような乾燥肌用保湿剤を選べばいいのでしょうか。
乾燥肌や敏感肌、にきびでお悩みの方におすすめの「スキンケア方法」と保湿剤の中でも重要な「保湿化粧水」についてご紹介します。
健康なお肌でもそうですが、特に乾燥肌タイプのスキンケアは、お肌を清潔にし(洗浄)、うるおいを与え(保湿)、紫外線からまもり、ふせぐ(遮光)ことがとても大切です。
その中でも特に大切なのは「保湿」です。バリア機能が低下した皮膚は、水分を維持できないため、みずみずしいお肌を保てず乾燥しがちなのに対し、健康で美しいお肌は、水分と油分のバランスがととのっていて、なめらかでうるおいがあります。保湿化粧水などの保湿剤は、乾燥したお肌に水分をあたえ、同時に水分の蒸発をふせぎお肌をととのえてくれます。保湿を十分におこなうことで肌荒れが改善され、美肌にもつながっていきます。
では、保湿剤にはどのような種類があるのでしょうか。
このように、保湿剤にはそれぞれ役割があります。お肌にあわせて組み合わせて使うことが大切ですが、特に洗顔後、なるべくはやく水分を補給し、お肌に浸透させることがとても大切です。化粧水で水分を十分に補給した後、保湿美容液で保湿成分を、乳液などのアイテムで水分・保湿成分を維持することをおすすめします。そして最後に、角層に水分を閉じ込めるクリームを塗布します。洗顔をするとお肌は洗顔前より乾燥します。洗顔後すぐにこれらの保湿剤を塗布するようにしましょう。
また、スキンケア化粧品とともに「使い方」もとても重要なポイントです。詳しくは「乾燥肌の化粧水の使い方」をお読みください。
「敏感肌ってどんな肌?」でもご紹介しましたが、お肌の状態はお肌の炎症をおこしていたり、アトピー性皮膚炎のような医師の治療を必要とする疾患肌、化粧品などに敏感に反応する敏感肌、一時的にトラブルがおきる不安定肌、そして健康なお肌の健常肌の4つに分けられます。
今回、特に「敏感肌」や「不安定肌」かもと不安をお感じの方に、お肌にあった保湿剤、その中でも重要な保湿化粧水の選び方のポイントをご紹介します。
敏感肌、不安定肌といっても、お肌の状態は人それぞれです。
以下の項目に1つでも当てはまる方は、敏感肌、不安定肌かもしれません。
そんな方は、一度、乾燥肌・敏感肌用化粧水やスキンケア商品を使ってみることをおすすめします。
敏感肌や不安定肌に共通しているのは、バリア機能が低下し乾燥肌になりがちだということです。うるおいのある健常肌でも同じことがいえますが、特に乾燥肌の場合、お肌に刺激になるものを取り除いていくことが大切です。お肌が乾燥しないように保湿剤を使用し、外出するときには紫外線を防ぐサンスクリーン剤(日やけ止め)を、家に帰ったら丁寧にクレンジングと洗顔料でおとすなど、毎日のケアを心がけましょう。
そして、バリア機能を高めるために重要なのが保湿です。
お顔は体の中でも敏感になりやすい部位ですので、化粧水がしみたり、ヒリヒリ感じることもあります。バリア機能が低下し乾燥したお肌に使える化粧水選びのポイントは、しっとりとした感触の低下した皮膚のバリア機能を補うような保湿成分を配合した商品がおすすめです。
また、注意点として次のようなことがあります。
個人差はありますが、少しでも肌の刺激になるものを避けることがポイントです。
特に乾燥肌や敏感肌、不安定肌といったお肌のスキンケアでは、刺激の少ない化粧品を選ぶことも大切ですが、もう一つ、その使い方もとても重要です。間違った使い方では、刺激の少ない化粧品もお肌にとって刺激となることもありますし、保湿効果を十分に発揮できないこともあります。
化粧水について、正しい使い方をご説明します。
まず次の準備をしましょう。
次に清潔な手のひらに化粧水をとり、両手に広げた後、まずは乾燥しやすい部分からつけていき、手のひら全体で優しくお顔をつつむようになじませましょう。
【注意点】
化粧水の後は、乳液やクリームなどの保湿剤を重ねづけし、しっかりと保湿しましょう。
はじめて使う化粧水は、あごの下や腕の内側といった目立たないところにまず少しつけて様子をみましょう。そこで赤みや腫れ、痛みやかゆみなどを感じないことを確認できたら、お顔の一部に少量つけてみてください。それで問題がなければ、お顔全体につけてください。もしお肌に異変を感じたら、すぐに洗い流しましょう。はじめて使う化粧水は、万が一お肌に合わないことも考えて、気軽に試せるトライアルキットなどからはじめてみるのもよいでしょう。
また特に乾燥肌や敏感肌、不安定肌の方では、「昨日までは大丈夫だったのに」と感じる日があるかもしれません。 その場合は無理して同じ化粧水を使わず、様子をみることも必要です。症状がひどくなるようでしたら医師の診断を受けるようにしてください。
にきびは 思春期の頃だけ、そして脂性肌の人だけのお悩みだと思っていませんか?
実は最近、思春期をすぎてからも慢性的に続く「大人にきび」や「にきび痕」にお悩みの方が増えています。
大人になると精神面でも負担が多くなるので、心理的な問題が原因でにきびができることもあります。
ここでは、どうしてにきびができるのか、どんなタイプのにきびがあるのか、またにきび肌用化粧水の選び方とおすすめの使い方や、どんなにきびケアがよいかなどご紹介します。
にきびは、「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚の慢性炎症性疾患です。お顔や胸(前胸部)、背中の上あたり(上背部)の皮脂の分泌が多い毛穴(脂腺性毛包(しせんせいもうほう))にできます。ホルモンのバランスが大きく変わる思春期にできることが多いため、にきびは「青春のシンボル」と呼ばれることもありましたが、最近ではにきびで皮膚科を受診する大人の女性が増えてきています。この「大人ニキビ」は、女性のあごや口周りによくできるという特徴があります。
にきび肌のスキンケアの基本は、
です。余分な皮脂や汚れをとり、皮膚を清潔に保つために、1日2回朝晩、洗顔料を使って洗顔をおこないましょう。ただし、過剰な洗顔(擦りすぎなど)は乾燥や皮膚のバリア機能の低下につながります。また1日に何度も洗顔することも避けましょう。
にきびでお悩みの方の中でも、特に大人の女性の中には皮膚が乾燥している方が多く、保湿がとても大切です。
またにきびの治療で用いられる薬の中には、一時的に乾燥を感じることのあるものもありますが、スキンケアでしっかりと保湿をすることで乾燥を軽減できます。ただし、面皰(めんぽう)の原因になりにくい保湿剤やスキンケア化粧品を選ぶ必要があります。
「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示されている商品がありますが、これはにきびになりにくい処方であることをテストした商品に表示されているものです。
洗顔料やスキンケア化粧品だけでなく、メイクアップ化粧品にもにきびを誘発しにくいことにこだわって作っている商品があります。
赤く化膿したにきびは自分で治そうとせず皮膚科専門医に診てもらいましょう。気にして手でいじるとさらに症状が悪化し
「にきび肌にあったスキンケア」でも少し触れましたが、洗顔がとても大切で、皮膚を清潔に保つように心がけましょう。化粧品なども時間が経過すると酸化しお肌にとって不要な汚れとなることもあります。クレンジング料(メイク落とし)と洗顔料で丁寧に洗い落とすダブル洗顔によってきれいにしましょう。
にきびは再発しやすいものです。治療によってにきびが良くなったときには、にきびを予防するためにも、汗や汚れをはやく洗い落とし、紫外線を防ぎましょう。
にきびの原因の一つである皮脂の分泌はホルモンに大きく影響され、生理前に悪化することが多いようです。生理周期は角層の水分保持力にも影響をおよぼし、生理時には水分保持力が低下、皮膚のバリア機能が弱まります。皮膚のバリア機能が弱まると外界の刺激に過敏になり、わずかな外的刺激でも皮膚炎を生じやすくなります。特に生理の前後にはお肌を清潔に保ち保湿をおこないましょう。
にきびと食習慣との因果関係は明確ではありませんが、好きなものを好きなだけ食べてよいというものでもありません。バランスのとれた食事を心がけ、特にビタミン類や食物繊維をとるようにしましょう。お酒やスナック類、ナッツ、チョコレートなどの飲み過ぎ・食べ過ぎに注意しましょう。
にきびとストレスとの関連については、12〜55%の患者さんでストレスがにきびを誘発すると言われています。ストレスが自律神経系を介して男性ホルモンなどの内分泌系にも影響を及ぼすため、にきびが悪化してしまうと考えられています。
にきびの患者さんではストレスの負荷により、健康なお肌の人より、皮脂の分泌が活発になるという報告もあります。しかし、現実には日常生活の中でストレスを完全に避けることは不可能でしょう。それらと上手につきあっていくかを考えていくことも大切です。
睡眠や休息を十分にとり規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めないようにしましょう。また皮膚科専門医から生活上の注意をわかりやすく説明してもらうことも良いでしょう。
にきび肌をケアするには、スキンケア化粧品をにきび肌用にかえてみることも方法の一つです。にきび肌用の化粧水にはさまざまなものがあります。
ご自分のお肌にあった化粧水を選ぶことがにきびケアには重要です。またある程度の年齢を過ぎると、洗顔後により乾燥するようになるため、さっぱりとした化粧水よりも保湿効果のある化粧水がおすすめです。べたつくからといって保湿をしないよりも、適度な保湿をすることが大切です。
「乾燥肌の化粧水の使い方」と同じように丁寧になるべくにきびに触らないように塗布していきましょう。
医師から外用薬を処方されているときは、洗顔後に化粧水を塗り、その上からお薬を塗るとよいでしょう。お薬によっては、化粧水よりも先に塗布した方が良いものもありますので、詳しくは医師にご相談ください。
敏感肌の場合、肌あれや乾燥に対するスキンケアはおこなっても、美白や美肌、エイジングケアのためのスキンケアは二の次になってしまいがちです。
しかし、美しいお肌を目指すのであれば、うるおいや透明感もほしいから、美白用化粧水や乳液、美容液といった様々なタイプのスキンケア商品を使って、美容ケアも一緒におこないたい、という方は少なくありません。
今回は、しみ・ソバカスができる原因と敏感肌の方への、おすすめの美白スキンケアをご紹介します。
しみは紫外線(日光)にあたることでできます。多くのしみは比較的皮膚の浅い部分、表皮でできています。
紫外線を浴びると皮膚から炎症性サイトカインと呼ばれるシグナルがでます。
炎症性サイトカインとは、体の中で炎症を誘導する内因性タンパク質なのですが、このシグナルは次から次へと伝達され、表皮の下層にあるメラノサイトというメラニン色素産生細胞にも影響を与え、多量のメラニンがつくられることになります。
10代、20代のときの日やけは、一時的にメラニンの産生が増えたとしても、必要がなくなれば産生量は元に戻り、ターンオーバーとともに皮膚が生まれ変わる過程で排出されます。
しかし、30代、40代ごろの皮膚では、ブレーキがきかずメラニンが産生され続けたり、ターンオーバーが遅くなりメラニンが蓄積されしみが形成されてしまうのです。
くすみは、老化現象のひとつとされ、実際の医療現場でもくすみの治療はおこなわれていますが、定義ははっきりとしていません。
くすみのない肌は、つやや透明感のある肌色ですが、くすみのある肌は黄黒く、表面に凹凸(でこぼこ)があります。20代ごろまではお肌のターンオーバーは約28日ですが、30代、40代になると、ターンオーバーのサイクルが遅れ45日程度となることもあります。
この年代では古い角質が溜まりやすくなり、くすみの原因となります。そのため何かトラブルが発生すると若い頃よりも改善が遅くなるので、お肌の悩みがどうしても増えてきがちです。30代以降は20代の頃とはプラスαのケアが必要です。
敏感肌やにきび肌は、健康なお肌に比べバリア機能が低下しているので、より刺激や紫外線などに対して反応が起きやすい状態です。さらに炎症が起きている場合には「
なぜしみができるの?
」の項目ででてきた炎症性サイトカインが慢性的に産生されています。
つまり、敏感肌では健康なお肌より紫外線の影響を受けやすく、しみができやすい状態になっています。
美白スキンケアとは、しみのないキメがととのった透明感のあるなめらかで、みずみずしい肌を保つため、しっかり保湿をしながら肌荒れをふせぎ、メラニンの生成を抑えてしみ・そばかすなどをふせぐスキンケアのことです。美白効果のある成分としては、ビタミンC(誘導体)やアルブチンなどがあります。
敏感肌では皮膚のバリア機能が低下し刺激に対して過敏になっていて、ちょっとした刺激もしみやくすみの原因となります。
まずは自分のお肌にあった刺激の少ないスキンケア化粧品を選びましょう。次に、保湿効果のあるものを選んでバランスよく使用しましょう。うるおいがなく乾燥したお肌は、バリア機能が低下しターンオーバーが遅くなり、メラニンが蓄積されます。また外出する際は、紫外線からお肌を保護する日やけ止めを忘れずに。
30代・40代になって、突然乾燥が気になりだした、肌が敏感になりはじめた、いつもの化粧水や乳液、美容液などのアイテムではしっとり感を感じなくなってきた、大人にきびがでてきた、うるおいが実感できなくなってきた、ハリのなさやくすみが気になる、洗顔後のつっぱり感が気になるなど、以前は感じなかったお悩みやトラブルがでてきたのでは?30代以降は肌質が大きく変化します。
また20代の頃よりも「若く見せたい」「若くありたい」「美肌やフェイスラインを保ちたい」といった美意識(エイジングケアへの関心)も高くなります。それぞれの年代や肌状態に合わせて、お手入れ方法を変えてみたり、乾燥肌・敏感肌にあったスキンケア化粧品やファンデーションに変えてみる、エイジングケアをとりいれてみる、などをおこなってみましょう。
10代・20代を経て30代・40代になると、年齢の経過とともにお肌の弾力やハリ、透明感、みずみずしさなどがなくなってきます。そして、皮膚の油分が少なくなり、お肌は乾燥しやすくなるため、敏感になりやすくなります。
お肌の加齢変化は誰にでもやってきます。毛穴が開いてファンデーションが詰まってしまう、ニキビの痕が消えにくくなってきた、肌がくすんで暗く見える、フェイスラインなど顔のあちらこちらがたるんでくる、いままでなかったしみやしわが増えてくるなどの変化です。
そして健康なお肌と比べ、敏感肌の場合、しみ・くすみ・しわ・ハリなどのお肌の変化がでやすい傾向にあります。乾燥や紫外線などの刺激を受け続けることで、しみ・しわなどの形成を促進する物質(炎症性サイトカインなど)が常に出ている状態になり、加齢変化が加速しやすくお肌の悩みが増えてきます。敏感肌の場合は美容のためにも、適切なスキンケアを心がけることが大切です。
敏感肌・乾燥肌の方は、30代から保湿はもちろんのこと「しみ、ハリ」にもアプローチできるスキンケアをおこなうことが大切です。また、妊娠するとホルモンバランスが変わり、乾燥や肌荒れをおこしやすくなることもあります。妊娠前の化粧品があわなくなったら、敏感肌向けスキンケア化粧品に切り替えて使用してみるのもよいかもしれません。
例えば、30代の乾燥肌の場合「水分を抱えて離さない成分=保湿成分」を配合した化粧品を取り入れるのもおすすめです。
「保湿成分」といっても様々な種類がありますが、特にうるおい力の高い保湿成分には、セラミド・ヒアルロン酸・NMF(天然保湿因子)といったものがあります。また、アルコールや合成香料といったものは、刺激となる恐れがあります。気になる成分が配合されている場合はまずお肌の目立たない部位に少量つけるなど、問題がないか確認することが大切です。
30代の敏感肌の場合、保湿力の高い化粧水を選ぶのがポイントです。保湿力の高い化粧水にもさまざまな種類があります。例えば水分を包み込む保湿成分としては、セラミド・コレステロールといったものがあります。そして水分をつかむ成分としては、NMF(天然保湿因子)といったものがあります。さらに皮膚を保護する成分としては、スクワラン・ワセリンがあります。
今回紹介したもの以外にも保湿成分は多くありますが、こういった高保湿成分が配合されている化粧水を選んで使用するとよいでしょう。
次に40代のお肌はどうでしょうか?
若い時は、健康なお肌だった人でも、乾燥肌を感じやすくなる年代です。40代の肌質は水分量と油分量(皮脂)が共に著しく減少し、それが顕著に現れはじめるのが30代後半から40代だからです。
また、女性の身体を支えてくれていた女性ホルモンが激減し、更年期障害の症状に苦しむこともあります。人によっては30代後半からとはやい方もいますが、40代は閉経に向かって身体が大きく変わる時期です。
こういった背景からお肌の乾燥は加速し、あらゆる肌トラブルを引き起こしやすくなります。これらを予防するためにも特に40代ではお肌に不足している「水分」と「油分」を積極的に補給していくことが大切です。