敏感肌用日やけ止め(日焼け止め)を上手に使いこなしましょう

敏感肌用日やけ止め(日焼け止め)を
上手に使いこなしましょう

敏感肌の方は、スキンケア(化粧水、乳液、洗顔料など)や
メイクアップ(化粧下地、ファンデーションなどのアイテム)はもちろん、
日やけ止めもお肌にあったものを選んでいるかと思います。
ですが、正しい使い方、塗り方をしないと遮光効果が十分に発揮されません。
また、紫外線は外に出ればお顔だけでなく、身体も浴びることになります。
今回は、お顔へのおすすめの日やけ止めの塗り方を中心に、
身体への塗り方も合わせてご紹介します。

スキンケア 研究所 敏感肌日やけ止め編

TOPICS@ お顔への日やけ止め(日焼け止め)の塗り方

最近の日やけ止め(サンスクリーン剤)は、SPFやPAといった光を遮る「遮光効果」が向上し、のびなどの使用感も良くなってきています。また、敏感肌にも安心して使える成分が入った商品も最近増えています。ですが、汗や衣類などとの摩擦によって日やけ止めが落ちてしまうため塗り直しするなど、使い方に気をつけなければ期待した効果は得られません。

お顔への使用量の目安と塗り方

お顔への使用量の目安と塗り方

商品に表示されている遮光効果(例:SPF35,PA+++など)、決まった量を正しく使う必要があります。詳しくは製品に記載されている使用方法を参考に適切な量を使ってください。一般的にはお顔の場合、クリームタイプでは直径7mm程度のパール粒2つ分を、お顔の数カ所に分けておきます。またローションタイプでは100円硬貨2つ分を2回に分けて塗布します。お顔の中心から外側に向かって、やさしくムラなく均一に塗り広げてください。

次に鼻、あごなど紫外線が直接当たりやすい部分を中心に重ねて塗りましょう。

また上図の赤点線内(耳、肩、首のうしろ、あご、肩など)は塗り忘れしやすい部分です。こちらも忘れずに日やけ止めを塗るようにしましょう。

重ね塗り、塗り直しについて

汗をかいたときなどは、2〜3時間ごとに上から軽く重ね塗りしましょう。ファンデーションなどお化粧をする場合は、遮光効果のある商品を選べば、メイク直しでも効果を維持できます。

重ね塗り、塗り直しについて

また上図は、日やけ止めが落ちやすい部分を示しています。塗り直しをする際、この落ちやすい部分を中心に行うとよいでしょう。

スポーツなどで汗をかいた時や水などで濡れた時は、皮膚表面の汚れや汗を拭き取ってから塗り直しをするようにしましょう。

TOPICSA 身体(ボディ)への日やけ止め(日焼け止め)の塗り方

身体(ボディ)への日やけ止めの塗り方

お顔と同じく、詳しくは製品に記載されている使用方法を参考に適切な量を使ってください。ただ目安として、手のひら大の面積に、ローションタイプの場合は100円硬貨大を、クリームタイプの場合はパール粒大を使います。

一般的に身体への日やけ止めの塗布量は規定量より少なく塗布している方が多く、それでは遮光効果は低下してしまいます。特に日やけしやすい部位には重ね塗りをするようにしましょう。

腕や首などは面積が広くムラになりやすいので、均一に塗るように注意し、特に海水浴やプール(水遊び)などで日中肌を露出するときは、普段よりも多めに塗りましょう

身体(ボディ)への日やけ止めの塗り方

腕や脚に塗る場合は、チューブから直接出すと塗りやすいです。もし伸びが良くない、量が足りないといった場合には、無理に広げず、数回に分けて塗るようにしましょう。首や肩などに塗布する場合は、一度手のひらにとってからつけましょう。

塗り忘れやすい部位

耳、首、首のうしろ、肩、ひじ、手の甲、ひざ、ふくらはぎ、足の甲などの塗忘れしやすい部位も確認しましょう。また衣類との境目などにも注意しましょう。お洋服を着る前に日やけ止めを塗るのがUV対策のコツです。

もし日やけ止めの伸びが悪いようなら、保湿剤(乳液など)を先に塗ってから日やけ止めを塗ると伸びが良くなります